フィンランド旅行2026(2026/7/8〜7/17)

8年ぶりにフィンランドへ行ってきた。今回は親孝行旅行だ。
2018年春に初めて旅行した後、母が随分行きたそうにしていたのでいずれ連れていこうと考えていた。新型コロナ騒動などで時間はかかってしまったが、今回ばっちり楽しんでもらえたようだ。



■1日目

往路の飛行機は23:05成田発のフィンエアー便。12時間50分ほどのフライトで、日本との時差はマイナス6時間。つまり翌朝05:55にヘルシンキのヴァンター国際空港着となる。時差があまり気にならず楽だった。



フィンエアーは座席のモニターでスケジュール確認ができたり、機体に取り付けられたカメラで外の様子を見られるのが好きだ。今回は北極圏を通るルートで、流氷を見ることができた。






北極圏通過証明書をもらった。
経験値、もとい経県値、もとい経圏値「北極圏を通過」だ。


フィンエアーのギャレーには、消灯時間帯にセルフサービスのシリアルバーや飲み物が用意されていて、小腹が空いた際も安心だ。特にブルーベリージュースがおいしい。





飛行機の座席選びは、今回のような長時間利用の場合は通路側の方が好きだ。トイレ以外でもたまに座席を立って軽く体をほぐすと疲れがたまらないし、通路側なら気兼ねなくそれができる。

「通路をはさんでお互いすぐ近くに座る」ために往復とも座席指定をしたが、往復ともに隣が空席だった。単に乗客が少なかったのか、座席指定の客の隣は後から埋めるのかわからないが、機内でのストレスがかなり減って幸先の良いスタート。



■2日目(現地1日目)

ヴァンター国際空港には予定時刻より少し早く到着した。機内から外に出ると空気の質が違う。気温は18度くらいで、湿度が低い。涼しくて爽やかだ。

さて入国審査だ。ここが今回の中ボスだと考えていて、英語の読み書きや会話がほぼできない母を別室送りにしないために、色々と考え用意をしておいた。

その1. 旅の予定をまとめたメモを作り、審査官に渡す。
パスポートにはさんで「This is my plan.」と伝えた。

こんな感じで、用紙下部には帰りの飛行機についての詳細も。自分の分と母の分を、同じスタイルで簡潔に書いた。

その2. 明るく大きな声で話す審査官を選ぶ。
声が小さいとそもそも質問が聞き取れない。他の人の入国審査の様子を後ろから眺めて朗らかな審査官を選んだ。

その3. 慣れている者が先に審査を受ける。
審査の終わり際に、次が自分の家族であることと、英語が苦手なことを口頭で伝えた。

この3つのおかげで審査は非常にスムーズに進み、担当審査官も日本語で「いってらっしゃい」と送り出してくれたらしい。よかったぁぁぁありがとぉぉぉぉぉぉとハイタッチを交わすのだった。


預け荷物も無事に受け取って、次はネットワーク設定だ。
別行動はしないし、母がITに疎いためモバイルWifiを2台接続で利用したが、この端末が旅の終始不安定だった。次は別のサービスにしよう……というかそろそろeSIM対応のスマホに買い替えよう。

なお、宿泊先のWifiが非常に安定していたので大きな問題にはならなかった。



ヴァンター空港から宿泊先までは、タクシー配車アプリのBoltを利用した。便利だけど設定にやや苦労したので、対策メモを残しておく。
やったことと順番は、

01.日本でBoltをインストールしてクレカ紐づけまで完了。

02.次の起動以降、最初の画面から進まなくなる。

03.日本がサービスエリア外だからだろうと判断してそのままフィンランドへ。

04.フィンランド到着後も02と同じ状態だったため、アプリを再インストールしたら解決(クレカ情報は残る)

05.次の起動以降もやはり02の状態になるので、使うたびに再インストールした。

登録電話番号が日本=サービスエリア外なのが原因かなと思うけど、詳しく検証はしていない。あとログイン認証SMSがデータローミングオフでも届いたのが謎。SMS受信料金がかかっていなかったので、海外到着時に通信事業者からの届く無料案内SMSみたいな枠なんだろうか。
追記:SMSについて確認したところ、海外でデータローミングオフでも無料で受信できるそうだ。送信料や他の何かと勘違いしていたみたい。


現地の友人Satsuさんと無事に合流して、ひと休みした後はスーパーへと繰り出した。初日は飛行機で疲れる場合も想定して、宿泊先の近場を散歩したりスーパーで食品や雑貨を眺める予定でいたのだ。



夏のフィンランドはベリーが最高だ。スーパーにキロ単位で並ぶストロベリー、ラズベリー、ビルベリー、ブルーベリーなど。新鮮なラズベリーを初めてかじったけど、かーなーり好きだ。


Herne(エンドウマメ)も美味しい。落花生のように殻を割って食べる。コーンに青みを加えたような仄かな甘さで、チーズなど塩気の強い料理の箸休めに活躍しそうだ。

実際、活躍した(笑)

写真はハルミチーズ。加熱しても溶けないのが特徴のセミハードチーズで、キュッ、キュッとした食感が面白い。そしてめちゃうま。


Satsuさんの愛犬「もぎ」も元気で何より。



さあ、家サウナだ。

ロウリュの水蒸気で室内の温度が一気に高まる感覚がたまらない。その後の外気浴をしながら軽く飲みつつあれこれ喋る時間も合わせて、大好きな文化だ。


さて、夏の北欧といえば昼が長い。23時でようやく夕暮れという感じで、体感時間と外の明るさのズレが不思議な感覚だ。とても楽しい(写真はエストニアのタリンにて)





■3日目(現地2日目)

1泊2日でエストニアのタリンへ出発。フィンランドの南にあるエストニアは、船でヘルシンキ港からタリン港まで2時間くらい。日帰りでも十分な気軽に行ける隣国だ。

物価が安く、観光地へのアクセスがよく、食事もおいしいのでエストニア行きを楽しむフィンランド人は多い。





初日は食べ歩きをメインに。1軒目はビール醸造所レストランPohjalaで、40種類近くから選べるクラフトビールの飲み比べだ。





詳細忘れちゃったけど美味しいバーレーワインが飲めた。

続いてはLore Bistrooで白ワインに軽めの野菜料理を合わせた。ボートが並ぶ海沿いのテラス席で爽やかなひと時。









特にこのBurrataサラダがめちゃうまだった。チーズ(Burrata)とスイカにメロン、松の実などが入り柚子オリーブオイルがかかっている。


T35 - The Breakfast Clubでフラットホワイトを飲んで、ホテルにチェックインしひと眠り。







タリン旧市街のOlde Hansaでハニーラガー、エルクジャーキー、そしてキノコスープ。このスープは8年前に食べて、もう一度食べたかった品だ。変わらぬ美味しさで嬉しくなる。


Time to Wineではサラミとチーズを全種類注文して、少量ずつ飲めるワインたちとペアリング考えるのがとても楽しかった。特に豚肉サラミBellotaがかなりの美味しさ。








MIXのワイルドボアステーキでこの日を〆 そして23時の夕焼け。






■4日目(現地3日目)

エストニアで宿泊したRadisson Collection Hotelはかなり良かった。24階バーからの眺めや、快適なベッド、美味しい朝食ビュッフェ、そして満足度の割に安い料金。またぜひ泊まりたい。



味わうのに忙しくて撮影用盛り付けがおざなり(笑)



エストニア後半戦はタリン旧市街をじっくり歩き回ろうということで、


クエスト「旧市街の散策」を受注しました―――。

旧市街ことタリン歴史地区は、中世の町並みや城壁が残る世界遺産だ。石畳の道を歩き、赤色の屋根が印象的な建物を眺め、中世ファンタジーの酒場みたいなレストランではちみつ酒やぶどう酒を飲むのがとても楽しい。


Viru門


高台へ続く小道


Aleksander Nevski大聖堂の中を見学したり(写真撮影は不可)、


展望台から旧市街を見下ろしたり、


塔の広場や外壁沿いを歩いたりと、楽しく動き回った。



続いては、Tallinn駅近くのショッピングモール Balti Jaama Turgへ。







山盛りのベリーにアンズタケ、大きなスイカ、ホールチーズと、眺めているだけでテンションの上がる賑やかな市場だ。ホールチーズには生ハム原木に似たロマンを感じる。


エスプレッソトニックでひと休み。Rocket Bean Cafe 良い店だった。


夕食はステーキハウス Argentiina restoran へ。
一度やってみたかった「質の高いレストランでウェルダンを食べる」をやってみるかーと思い立ちテンダーロインのウェルダンを注文した瞬間の『何故そんな勿体ないことを……?』という周りの驚き方がちょっと面白かった。


テンダーロインのウェルダン


比較用レア

実際、もうテンダーロインのウェルダンはこりごりだよ〜となった(笑) 焼き加減って大事だなあ。ここまでのエストニアメシの満足度が高くて、多少のマイナスではびくともしない状況だったのでこれができたのだった。

ハズせない場面できっちり正解を選ぶことも大事だけど、ハズしても平気な場面であえて変なことをするのも結構大事だと考えている。



ヘルシンキへ戻る船も楽しかった。サンデッキでリクエストOKなミュージシャンの演奏を聞きながら談笑していたら、雷を伴う雨。AC/DCのThunderstruckを皮切りに一体感がぐんぐん上がってゆく船上。ヘルシンキ港に着く頃にはすっかり絆の芽生えたグループも。Thunder!!





■5日目(現地4日目)

この日は友達の実家にお呼ばれして食事会だった。



根菜のスープやスモークサーモンがとても美味しい。



お土産にいただいたハムとチーズのパイは翌日のゴキゲンな朝食となった。フィンランドの「おふくろの味」だ。







■6日目(現地5日目)

この日はヘルシンキ観光へ。

ヘルシンキ中心部は2018年にも歩き回ったので、数時間の観光ガイドができるくらいには経験値がたまっている。フィンランドの公共交通機関の紹介も兼ねて、HSLのデイチケットを購入して電車・トラム・バスを利用しながらの散策を楽しんだ。

HSLアプリでは「1台のスマホで2人分の1DAYチケットを買う」項目が見つからなかったので、1DAYチケット購入操作を続けて2回やってみた。決済後はQRコードを2個続けて表示できたので、これで問題なさそう。


ヘルシンキ中央駅

中央駅、ヘルシンキ大聖堂、港のマーケットなどへ案内したり、自身が行ったことのない国立図書館やウスペンスキー大聖堂や「MayDayでないKaivopuist」にも行けて満足だ。


ヘルシンキ元老院広場


フィンランド国立図書館 1階


フィンランド国立図書館 上方階から


ウスペンスキー大聖堂


トラム乗り場からオールドマーケットホールとヘルシンキ大聖堂を望む。



カフェ Eromangaでひと休み。
エロマンガという名前に釣られて入ったら、居心地の良い、美味しく安い店だった。写真が白黒の時代から続く老舗のようだ。美味しいブルーベリーパイごちそうさまでした。



Kammpiの無印良品も眺めてきた。
トンカツ定食や焼鮭定食が食べられるレストランなどあったものの、日本の食材は思ったより少なかったので、今後のフィンランド勢へのお土産・おもたせの参考にしよう。

友人がよく使うというアジア食材店も見てきたので、割高だけど買えるもの、そもそも買えないものなどだいぶ把握できたと思う。



Kaivopuist南側の高台からフィンランド湾を望む。


この日の夕食は、スーパーで各々が気になる商品を買ってみんなでちょっとずつ食べる試食パーティー。これをやるとお土産選びも捗ってオススメ。

「うわあ なんだか凄いことになっちゃったぞ」




RiipisenのSavustettua muikkua缶詰がかなり好きだ。ワカサギっぽい小魚の燻製オイル漬け。


DAVE & JON'Sは、以前に友人からもらったそら豆スナックが美味しくて注目していたメーカーだ。EDAMAMEオリーブオイル&ハーブソルト味かなり好き。シナモン味デーツもいい感じ。サワークリーム味そら豆も悪くない。

写真のシナモン味デーツをはじめ、デーツ菓子を多く作っているので次はスイカ味デーツあたりを食べてみたい。



カレスキャビアはイメージ通りのタラコペースト感で、パンやサラダにつけるのは勿論ソース材料にもなれそうな万能選手感があった。要冷蔵でなければ持ち帰ったんだがなあ。


ニシンの酢漬け(silli)のマスタード(Sinappi)和え。これも美味しいが要冷蔵。



■7日目(現地6日目)

この日はNokkala方面へ。


Nokkalan Majakkaのサーモンスープも変わらぬ美味しさだ。

隣のアイスショップでラズベリー&リコリスをほおばり、Matinkyla Beachをのんびり散歩する。水遊びや日光浴をする人々で賑わっていた。


黒い方はレモン&リコリス。




夕食は友人宅でBBQ。大きなキノコにクリームチーズを詰めてベーコンを巻いたやつが最高に美味しい……!







■8日目(現地7日目)

この旅行で2回目のヘルシンキ散策へ。

Viking Restaurant Haraldでヘラジカのサラミやトナカイのレバーパテ(逆だったかも)を食べ、






Fazer Cafe(本店?)でフラットホワイトを飲みながらシナモンロールをかじり、





Esplanadi公園のあたりをぶらぶらしながらウィンドウショッピングを楽しんだ。

2店目のFazer Cafeは他のフードメニューも美味しそうだったなあ。skagenroraを乗せたライ麦パンやチーズピーラッカは食欲をそそる。






お菓子類のギフト商品も豊富な品揃えだった。



夕方はKuusijarviで「湖畔のサウナで汗をかいて湖でスッキリ!」をやった。

湖はやや冷たかったけど、少年時代の水泳部で冷たいプールには慣れているので、存分に満喫した。
スーパー銭湯と屋外プールを足したような雰囲気で割と混雑していて、嫌いじゃないけど家サウナの方が好きだなー。



フィンランド最後の夜はディップソース祭り。サワークリームに混ぜる粉末ディップを色々買って、サラダスティック等で楽しんだ。あとブルーチーズをあんまり食べていなかったので、ロックフォールをもりもり食べた。





24時を過ぎた頃にようやく外が暗くなりはじめた。これまで早寝早起きだったので、最後の夜にして最初の夜という感じだ。白夜ほんと面白かったなあ。



■9日目(現地8日目)、10日目(帰国・帰宅日)

最終日はスーパーで買い物して、のんびりパッキングして、Boltでヴァンター国際空港へ。先述の通り復路も隣が空席で、快適なフライトだった。

日本に着いたら東京・千葉での大雨の影響で予約していた新幹線に乗りそびれてしまったものの、東京駅の窓口で後発の列車に振り替えてもらい、無事に帰宅となった。

とても楽しい旅行だった。友人たちのサポートのおかげで今回やりたいことはほとんどできた。ありがとう。彼らは時々日本に来るので、その時はこちらが手伝う番だ。

母の案内役をしつつも夏のフィンランドを満喫できたので、次は秋に、その次は冬に行ってみようかなと考えている。



最後に、食べ物をもう少し紹介。

クリスプブレッドが好きなので、フィンランドで広く売られているNakkileipa(ライ麦で作られた薄い乾燥パン)を何種類か食べ比べてみた。日持ちするし、安い価格帯だし、軽いしで自分用お土産としてもちょうどいい。


Koulu Nakkiは小学校の給食でおなじみの品だそうだ。以前に友人からプレゼントでもらって気に入り、今回のNakkileipaやり込みのきっかけになった。
右下のブルーチーズのカップスープも日本人目線では珍しい。こちらも悪くなかった。




VaasanのこのHapankorppuがかなり好き。黒パンを薄焼き硬めクラッカーにした感じで、サワードウ特有の酸味がとてもいい。




LeksandsのNakkileipa(たぶんスタンダード品)は、給食ナッキに近い味だ。青パッケージ(トラディショナル)や黒パッケージ(サワー種使用コク増し)の方がより自分好みな気がする。食べてみたい。




ブラジルナッツが日本より割安なのでつい手を伸ばしてしまう。たしかLidlで購入したもの。




サルミアッキ&3種のフルーツ味なソフトキャンディ。サルミアッキは単体で食べずにフルーツと合わせると美味しい。「スイカに塩」や「メロンに生ハム」みたいな感覚だ。




Viiliはヨーグルトに近いのびーる乳製品。写真はローズヒップ味。




アンズタケことKantarelliのスープ。




イタリアオレンジのスパークリングジュース。
飲料はベリーフレーバーの甘くない炭酸水などもかなりお気に入り。そちらは写真を撮り忘れてしまった。




オーツ麦などを使ったイチゴ入りシリアル。
シリアルやミューズリーも自分用お土産候補だったけど、どうしても1商品のサイズが大きくなりがちなのが難しい。次回は1本タイプのグラノーラバーをいくつか買ってみようかな。




Satsuさんから毎年受け取っているグロギ「Loimu」を今年はフィンランドで受け取って日本に持ち帰った。雪が降ったら飲もう。



関連記事:フィンランド旅行2018(2018/4/24〜5/9)
https://nihaha02.ken-shin.net/ho_20180424-0509_finland.htm








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