龍ヶ窪、津南ひまわり広場、見倉橋に行ってきました(2016/8/7)



新潟県中魚沼郡にある津南町(つなんまち)に行ってきました。
長野県との県境のこの町は、日本最大規模の河岸段丘をはじめとした豊かな自然に恵まれていて、
ブランド米「魚沼産コシヒカリ」の生産も盛んな地域です。
今回は環境省名水百選に選ばれている湧き水「龍ヶ窪」、50万本のひまわりに囲まれる「津南ひまわり広場」、
新潟の橋50選に選定されている「見倉橋」を訪れました。


新潟県長岡市から車での日帰り旅行で、当日は8月の日曜ということもあり、
道路や名所の混雑を避けようと早め早めの行動を心がけました。
朝の5時頃に出発し、1時間15分ほどで津南に到着。ひまわり広場の開園時刻が朝9時なので、その近くにある龍ヶ窪へと足を向けます。



龍ヶ窪の駐車場にて。10台ほど停められる広さで、料金は写真の募金箱に入れます。





木々の間から差し込む朝日がきれいでした。遊歩道を数分歩くと池が見えてきます。







透き通った水と、水面を漂う朝霧。幻想的な雰囲気に息を呑みました。早朝の龍ヶ窪、おすすめです。
人が少なくて静かですし、風の吹き加減で刻一刻と姿を変える朝霧は、いつまでも眺めていられそうです。



看板のある鑑賞ポイントから更に奥へ進むと、源泉のそばに社が建っています。
そこに続く小さな石橋が、なんだか境界めいていて印象的でした。
旅先では、目的地の近くにある神社に参拝することにしています。何かお願いごとをするわけではなく、
「お邪魔します」という挨拶と、「この旅を楽しみます」という意思表示が、その土地にまつわるモノに伝わったらいいなあと。



奥の社でお参りをした後は、来た道を引き返して先ほどの看板がある観覧ポイントに戻り、休憩がてら水面を眺めていました。
結構長い時間ここにいたと思いますが、本当に飽きません。
しかし時間は有限です。ひまわり広場の開園時刻が近づいてきたため、入口付近まで戻り、飲用の水を汲んで龍ヶ窪を後にしました。
この時点で「ああ津南に来てよかった」と思うくらい、龍ヶ窪はいい場所でした。






続いては津南ひまわり広場です。龍ヶ窪からは車で15分くらい。
開園時刻合わせで訪れて正解でした。
一度鑑賞した後、お昼ごろにまた広場前を通ったのですが、入場待ちで渋滞が起こるほどの盛況ぶりです。
「朝一番か、ピークの過ぎた夕方に来るのがいいよ。いい判断だったね」とは現地で暮らす友人の談。













このひまわり畑は3区画に分けて開花時期をずらしていて、7月下旬から8月中旬まで見頃が続くそうです。
この日は真ん中の区画が見頃で、太陽に向かって顔を揃えて並ぶひまわりたちは、見ていて元気の出る眺めでした。
周りの方の話を聞いた感じでは、7〜10日後くらいには隣の区画が見頃を迎えるだろうとのこと。



今回は時間と体力を考えてひまわり迷路はパスしましたが、こういう迷路は好きなので次回は挑戦してみたいですね。
所要時間は20分だとか。また、屋台も営業していて、冷たい甘味や焼きそば、フランクフルトなどが売られていました。



津南ひまわり広場は、ひまわり鑑賞だけであればさほど時間のかからない場所でした。
昼食を友人と食べる約束をしていたのですが、思ったよりも空き時間が多くできたので、秋山郷の見倉橋まで足を伸ばすことに。




見倉橋へは、津南ひまわり広場から車で南に約30分。普通車2台がすれ違えないような山道もあるので、運転には注意が必要です。
また、駐車場から見倉橋まではそれなりの傾斜がある道を歩くことになります。歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。





見倉橋は重量制限500kgの吊橋で、上を歩くと結構揺れます。
眼下をどうどうと流れていく中津川渓谷の音を聞きながら、橋の真ん中から辺りを見渡すととてもいい気分。
紅葉シーズンも見応えがありそうですね。








(わかりづらいですが、左上に見倉橋が写っています)

 


見倉橋からの帰り道には、「わらび」という土産物屋に立ち寄りました。
テーブルの上には漬物の試食品とメグスリ茶が置かれ、店内には食品の他に工芸品なども並んでいます。
タヌキをモチーフにした可愛らしい酒器を見つけたので、水などと一緒に購入。後ほど紹介します。





こちらのお店は、昔の農作業具や囲炉裏端などの展示をしている小さな資料館が併設されています。
「売ってくれとお願いされることもあるけれど、手放してしまったらそれっきりでしょう。だから売らずに残しておきたくてねえ」
と話す店員さんの優しげな雰囲気も印象的なお店でした。

 


この後は友人と合流して、「たからや」で大名カツ丼を食べ、「てーぶるくろす」で霧の塔の生原酒を買って、
「大地」でトウモロコシを買って、津南町を後にしました。



たからやの大名カツ丼は少し変わっていて、ソースカツ丼のような味のニュアンスがあります。肉もお米も美味しかったです。
てーぶるくろすは日本酒の品揃えが豊富な上、ウイスキーや焼酎にも強い良い酒屋でした。
そして大地のトウモロコシはとても甘く、これは偶然なんですが霧の塔の生原酒と相性が良かったです。



お酒・つまみ・酒器を旅先で手に入れたもので揃えた、楽しい晩酌で一日を終えることができました。
また行きたいですね、津南!




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