ながおかバル街vol.2(2012年秋)
(最終更新:2012/10/29)

■2012年10月27日に開催された、ながおかバル街vol.2に参加してきました。
バルというのはBARのスペイン語読みで、日本でいうところの喫茶店や居酒屋、つまりは人々の交流の場です。
数人で連れ立って出かけて、各々の贔屓の店を順番に巡っていく。現地ではそんな風に楽しまれているそうです。

「ながおかバル街」も、様々なお店をハシゴすることを前提としています。
料金体系は前売りチケット5枚綴りで3500円。1店につきチケット1枚でお酒とピンチョス(おつまみ)がいただけます。
この支払いシステムのおかげで、普段なかなか入りづらい高級料亭やバーなどを体験できる絶好のチャンスとなっています。

ということで、今回は殿町界隈のお店を新規開拓してきました(`・ω・´)


1軒目はかも川本館へ。



前回参加した友人から「人気があるから早めに行ったほうが良い」とアドバイスをもらっていたので、開店30分前に現地入りしました。
自分の前にも数名が並んでいましたが、無事に初回組として入店。受付でお酒を1つ選び、ピンチョスが渡されます。

 

登場したお酒はどれも吟醸酒・純米酒クラス。
吉乃川の吟醸酒北雪の純米吟醸酒は好きでしばしば飲む機会があります。ここではまだ飲んだことのない越州 里紅葉を選びました。
庭園を眺めながら「南蛮海老の包み蒸し」「真鯛塩麹漬けのかきのき茸巻き」「平目のあられ揚げ 山椒塩風味」の3品をいただきました。美味!
相席になった方とこれからどんな風にお店を回るか話もでき、良い感じのスタートを切れましたヽ(・ω・)ノ

この後は遅めの時間帯に開店するバーやワインバーを巡る予定だったので、バル街本部の置かれているアオーレ長岡へ足を向けてみました。
バル街以外にもハロウィン関連のイベントや、旬の野菜・スイーツフェアが開催されており、
面白いアイスクリームを見つけたので食べてみました。

 

なんとニンニクのアイスです。
半ば怖いもの見たさ(食べたさ)で挑戦したのですが、これが意外にも美味しかった!
口に含むとまずはミルクの甘みが広がって、中盤〜後半にはニンニクの確かな風味が現れます。
面白美味しいので、興味を持った方はパティスリー ソレイムへどうぞ。
なお、食べ終えた後の口臭も間違いなくニンニクのそれなので、その点はご注意ください(笑)

18時からはバル街運営による振る舞いワイン&ピンチョス、朝日酒造による振る舞い酒をいただきました。
朝日酒造のピンチョスは蕎麦を揚げたもの。バーなどでパスタを揚げたものを見かけますが、それの蕎麦バージョンですね。
ここでも越州 里紅葉が登場。お湯割りでいただきました。

 

 


さて、2軒目はShot Bar Angieへ。

 

シンガポール・スリングあたりを飲めたらいいなあと思って訪れましたが、
この日の提供カクテルはジントニックやモスコミュールといった顔ぶれだったので、バルオリジナルのワインベースカクテルをいただきました。
イベントの趣旨を汲んで(何軒もハシゴすることを考えて)度数が抑えてある辺りに心遣いが感じられました。自家製の生チョコも美味しかったですねー。
また、バーテンダーさんから長岡BARMAPという小冊子をいただいたり、「カクテル・イン・ジャズタイム'12」というイベントを教えてもらいました。
プロのジャズ生演奏を聴きながら、新潟県中越地域から集まったバーテンダー達による本格カクテルが飲み放題というイベントだそうです。
参加費は前売り券8000円と安くはないですが、バーで本格カクテルを飲めば1杯1000円ですし、
お酒をたくさん飲める人なら十分に元を取りつつ、波長の合うバーテンダーさん探しもできて一石二鳥かもしれません。


3軒目はワインバーVITISへ。

  

マスターが実に親しみやすい人柄の持ち主で、「ああもう今晩はこの店に根を張ってしまおうかなあ」と思うほどに居心地の良いお店でした。
ワインは赤・白・スパークリングから選べ、ピンチョスは「合鴨のスモーク」と「ビーフ コールド チーズ」、そしてナッツ。
最近ワインを飲む機会が増えてきて、自分好みのワイン探しの真っ最中なので、
こちらに通って食事を楽しみながら色々勉強させてもらえたら楽しそうだなあって考えています。


4軒目はバー黒船へ。



開業から40年も経つ老舗バーで、マスターもベテラン中のベテラン。
他のお店のマスターと話していても頻繁にこのお店の話題が出て、先述のAngieのバーテンダーさんなどは
「私がこの業界に入るきっかけを作ったのは黒船のマスターなんですよ」と仰っていました。

自分が訪れた際は店内が既に満員で、傍目から見てもマスターは大忙し。
そんな中で出てきたウイスキーの水割りを一口飲んで、こりゃあ安物じゃないと思いマスターに確認したところ、白州の10年でした。
そしてたまたま隣に座っていた常連と思しき方が「今日はやけに混んでいるわねえ」とこぼしていたので、
バル街のことを話したらそこから話が弾んで、チーズをごちそうになっちゃいました。
「普段はもっと落ち着いて飲める店なのよ。またここでお会いしましょう」と言って去っていったあの方とは、またこの店で出会いたいものです。


ラストとなる5軒目は、熊本火の国ラーメン 越後長岡店でラーメンとコークハイ。
隣に座った方もバル街を堪能した末にこの店へ辿りついたようで、ここでも話が弾みました。

 


知らないお店に飛び込んで、バル街という共通項を持つ人たちと楽しくお喋りをして、
美味しい料理、美味しいお酒を食べて飲んでと、充実した夜を過ごすことができました。楽しかったです。
ただ、店舗側に(予算の面などで)かなり負荷がかかっているようにも感じました。
大小様々な事情があると思うので深く言及はしませんが、

「気に入ったお店には、なるべく近い内にまた足を運ぼう!」

この気持ちでいこうと思います(`・ω・´)


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