秋田旅行「小安峡温泉」(2025年10月)

2025/11/29追記
今年は秋田県でのクマ害が非情に多くなっています。この旅行に出かけた少し後には湯沢市の町中でクマによる住宅侵入・立てこもり事件が発生しました。従来の対策が効果を発揮しないという話も聞きますので、お出かけの際は皆様十分ご用心ください。


朝晩が涼しい日も増えてきたので、山奥の温泉宿でゆったりしてきました。



行き先に選んだのは小安峡温泉。秋田県湯沢市の皆瀬川上流にある温泉地です。
新潟県の長岡市から高速道路で北に進み、国道113号線で山形に入り、287号線、東北中央自動車道、13号線で秋田入りというルートでした。

このルートだと山形県の河北町を通るので、







ランチに好物の山形肉そば!
白鳥十郎そば本舗のおろし肉そば+納豆もち3個セットおいしかったです。納豆と餅の組み合わせって馴染みが薄いんですが、いいですねこれ。次の正月はたっぷりのひきわり納豆で餅を食べてみようかな。

山形県北部から秋田県へ続く道は、東北中央自動車道と国道13号線が思ったより走りやすくて、さほどエネルギーを使わずに済みました。昭和末期の構想・着工から完成が遅れてしまっている道路ですが、近年になって全区間の事業化そして全線開通も見えてきたそうで。今後も車で東北旅行をするつもりなので期待しています。


こんな感じの往路でした。

途中で地元スーパーを眺めたりしつつ、15時頃に小安峡到着。
宿へ向かう前に遊歩道を歩くことにしました。岩づたいに長い階段を降りると、熱湯と蒸気が激しく噴出している「小安峡大噴湯」があります。



「蒸気や熱水がたまっている地熱貯留層の亀裂が露出している」という世界でも珍しい地形なんだとか。気軽に立ち寄れて見ごたえは抜群でした。











遊歩道の頭上にかかる河原湯橋からの眺めも素敵でした。紅葉シーズンは絶景でしょうね。


この日は「旅館 多郎兵衛」に宿泊。









3種類の趣ある浴場と丁寧な料理で大満足です。山の幸をふんだんに使った料理は、夕食もおいしかったのですが朝食の「ちょこっとバイキング」がとてもいい。女将さん手づくりの家庭的な野菜料理がどれも素晴らしい味付けでした。栗ごはんも美味しかったなあ。








宿をチェックアウトし、小安峡大噴湯の近くにある「あぐり館みなせ」に立ち寄りました。地熱を利用した乾燥野菜・乾燥果物の品揃えが豊富な直売所です。夕方は早い時間帯に閉店して、翌朝一番に近隣の方々が続々と商品を持ってくる感じの店です。
蕗を使ったお菓子があったので物珍しさで買ってみたら、甘さの中に蕗のほろ苦さが程よく漂ってかなり気に入ってしまいました。これまた食べたい。





干し柿などの定番ドライフルーツもおいしかったです。






続いて向かった先は、川原毛地獄。
塩酸酸性の熱水噴出によって広い範囲が灰白色の景色を擁している地帯です。







恐山のような雰囲気だなあと思っていたら、青森県の恐山、富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つと言われているそうです。入口近くまで車で行けて駐車場も近くにありました。奥の方までしっかり歩けば仏像や、滝そのものが温泉という川原毛大湯滝などもあるそうですが、時間の都合とそれなりの山道だったため今回はやめておきました。いつか川原毛大湯滝でひとっ風呂浴びたいものです。


この後は、道の駅などに寄りながら日本海側ルートでのんびりと帰路につきました。
「道の駅おがち」が銘菓の1つ売りや土産物が多くて便利でしたね。すぐ隣に農産物直売所があるのも嬉しい。鶴岡市の庄内観光物産館も買い物に便利でした。





今回の買い物で特に気に入ったものは、先述のふきがしをはじめ、


竹野屋の山ぶどう羹・山ぶどうのしずく(たぶん製法は同じで包み方を分けた商品?)
こういう山ぶどう羊羹は大好きです。


たけや製パンのバター餅。
バター餅も店ごとに味や食感が大きく違うそうで、食べ比べたいですね。


巌手屋(小松製菓)のまめごろう。
南部せんべいの中でいま一番好きな商品です。



こんな感じの復路でした。

秋田は温泉がたくさんありますし、いぶりがっこ、しょっつる、だまこ鍋など好きな食材・料理も多いので、湯巡り&おいしいもの食べにまた出かけたいです。


経県値も更新。秋田が訪問から宿泊となり+1点です。
地道に全県宿泊を目指しています。







旅行記一覧へ


トップページへ


このページの先頭へ

.