清津峡
(最終更新:2013/11/25)


国の名勝および天然記念物に指定されている「清津峡」へ行ってきました。



新潟県十日町市小出から湯沢町八木沢にわたるこの清津峡は、
黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大渓谷のひとつに数えられています。
全長約12.5kmの内750mの歩行者専用トンネルが設けられていて、気軽に渓谷美を楽しむことができます。
今回は自家用車で現地入りして、そのトンネルの最奥まで行ってみました。


(クリックで大きな画像が見られます)


清津峡入口の駐車場にて。
訪問タイミングが絶妙でした。山々は一面の紅葉に加え、初雪でも彩られていました。
紅葉の赤と雪の白を同時に楽しめるなんてラッキーでしたね。上の写真は今回撮影した中でもお気に入りの一枚です。



 

清津峡の入口付近では飲食店や土産物屋が軒を連ねています。こちらは後ほど紹介します。
右の写真が清津峡渓谷トンネルの入口です。
入ってすぐ受付があり、入坑券(大人1人500円)を購入して先へ進みます。

 

トンネル内部は綺麗に舗装されていて、歩きやすかったです。
段差も無かったので、車椅子などでも問題なく最奥まで行くことができると思います。
鍾乳洞のような極端な温度差もありませんでした。

 

案内看板はかなり丁寧に設置されていました。
トンネル自体も一本道なので、看板に従って歩いていけば見逃しもないはずです。



さて、見晴所からの眺めです。
写真のほかに、動画も撮ってみました。

 

 

 



思わず声の出る絶景でした。ちょっと写真や動画では伝えきれないですね。



ゆっくり歩いて数十分、いよいよトンネルの最奥に到着です。
トンネルの終わりの、空間の開ける感じが良いですね。



 

この記事の一番最初の画像はここで撮影したもので、目の前の峡谷と遠くに見える山の陰影が実に綺麗でした。
片隅には集められた雪が落ち葉と混ざって、これも不思議な絵になっていました。

その雪ですが、冬場の清津峡の写真が展示を見ると、



冬季に休業するのも納得ですね(;'ω')


トンネル最奥での眺めと展示を堪能し、来た道を戻ります。
往路では気づきませんでしたが、トンネルと土産物屋の間に小さな社が立っていました。



冬囲いも終えて、雪の準備は万全の様子。



 





駐車場の近くまで戻り、周囲の建物を眺めます。
川沿いに建てられた旅館の貸切露天風呂や、民宿、食堂、土産物屋などがありました。
時間の都合で利用できませんでしたが、温泉の日帰り入浴も気になります。

小腹が空いていたので、食堂で何か食べることに。





こういう旅先での食事は楽しいです。
旅行というのはそれ自体が非日常的なものなので、できるだけ旅先でも小さな冒険を重ねるよう心がけています。
見たことのないものを見たり、その土地ならではの品を食べたりすると、旅の思い出に深みが増します。
そんなわけで、かつ丼や焼肉丼は選択肢から外れました。今回注文したのは、



食堂「渓谷」のきのこそばです。
川魚定食だけでなく、きのこ汁単品でもオススメされていたので、「そうか、きのこか」と閃きました。
夕暮れで肌寒さを感じていたので、暖かいそばが身に染みました。きのこも沢山入っていて満足満足。



帰りがけに何か良い土産はないかと見渡していたら、
「山菜加工品 自家製造 直販店」という魅力的な文字が目に入りました。



 

「ドライブインおもや」にて、しみ大根と山菜四点詰合を購入。
しみ大根という名前は初めて目にしたんですが、切り干し大根の親玉のようなこの食べ物は、
茹でた大根の冷凍・解凍を繰り返すことで旨味を凝縮させているそうです。
まだ食べていないのですが、水でもどしてニシンなどと一緒に煮物にしたら美味しそう。


以上、清津峡への旅行レポートでした。
子供から年配の方まで気軽に峡谷美が楽しめる、良い場所だと思います。
紅葉の時期に合わせて訪れるのが一番だと思いますが、個人的には夏にも再訪してみたいなと思っています。

清津峡 公式ページ http://www.nakasato-21.com/kiyotsu2/index2.html



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