岐阜・愛知・静岡旅行(2025/5/3〜5/5)

5月の連休は友達と旅をするのが毎年の恒例になっています。今年は自動車で岐阜、愛知、静岡へと行ってきました。

3日の夜明け前に長岡を出発して、まずは岐阜県の高山へ。富山ICまで高速道路を使い、そこから高山までを一般道で南下するルートをとりました。富山IC以降は初めての道でしたが、走りやすいし川や山々と併走するシーンが多くて気持ちのいいドライブになりました。

朝8時前には高山に到着し、まずは櫻山八幡宮と日枝神社に参拝。旅先の氏神さんにお邪魔しますとご挨拶するのが好きです。





宮川朝市を眺めつつ、川沿いを中心に散策しました。高山は古い町並みや水辺の雰囲気がとてもいいです。

2018年に初めて訪れた際は冬で侘び寂びを感じましたが、春もいい。特に宮川の河川敷はわずかに残った桜、青々とした新緑、趣ある水路を眺めながら青空の下を散歩できて、元気が回復するのを感じました。





それなりに混んでいたけど、限られたエリアだけの混雑でオーバーツーリズムという感じではなかったです。午前中の早い時間帯だったからかも。

高山祭にも行ってみたいですね。4月14日、15日の日枝神社例祭「春の山王祭」と10月9日、10日の櫻山八幡宮例祭「秋の八幡祭」の年2回開催。どちらも賑わいそうです。行楽シーズンな秋よりは新年度始まったばかりで旅行者の少なそうな春を狙おうかなあ。



昼食は高山から南下して、下呂温泉へ向かう途中にある大安食堂へ。

岐阜県の郷土料理である「鶏ちゃん(けいちゃん)」を旅行中に食べたいなーと思っていて、ちょうど通り道にドラマ孤独のグルメに登場したお店があるらしいと。

大人気・大行列だろうし外観だけ拝むつもりでしたが、席数が多く回転も速めで入店待ちシステムも整っていたので並んでみることにしました。11時45分頃に17組待ちで、45分後くらいに入店。





豚ちゃん、鶏ちゃん、牛ちゃんにうどんをトッピングして白米をもりもり食べました。とても美味しかったです。

岐阜の郷土料理は鶏ちゃんで、お店のイチオシは豚ちゃんという独りで行ったら悩ましいメニューでしたが、旅のメンバーそれぞれが豚鶏牛の定食を頼んでミックスちゃんにするチームプレーができました。大満足。

近くを通るならぜひまた訪れたいお店です。その時は麺だけ別皿にしてみようかな(味噌ダレでどうしてもこびりついてしまうのです)



午後は下呂温泉の水明館で日帰り入浴を。ちょうどいい湯加減でぬめりを感じるアルカリ性の泉質。いい湯でした。露天風呂が広くて開放感があり、格式高い内装も見物できて眼福眼福。







関市まで移動して、夕食は「やまなみ」へ。

やきとりをはじめ鶏肉料理がバツグンに美味しいお店でした(疲れもあってやきとり写真は撮りそびれ)

そしてこの日のオススメだったホタルイカの刺身が最高でした。ボイルや沖漬けではよく食べるけど、刺身って初めてかもしれません。岐阜の地酒を飲みながら楽しいひとときでした。









旅行2日目は更に南下して、愛知県の知多半島の先端を目指します。

途中で名古屋の市街地を通るため、名古屋高速道路がこの旅の難所のひとつだろうと警戒していました。予想通り分岐がとても複雑でしたが、ドライバーとナビゲーターの連携プレーで無事に突破。混雑回避のために早い時間帯を狙ったので渋滞等もなし。「初見で独りで走りたくねえー」がメンバー全員の感想でした。

知多半島道路に入ってからは淡々とした道が続き、9時ごろ師崎港に到着しました。既にフェリー乗り場の駐車場は満車で、4kmほど離れた場所に臨時駐車場とシャトルバスがあるとのこと。

師崎港から歩ける距離の民宿が臨時駐車場を提供していたので、そちらを利用しました。割高だろうなーと腹をくくって話してみたら、午前中から夕方まで停めて1500円(要は1日1500円)と安くてラッキー。

師崎港からのフェリーも臨時便が出ていて、10時前には日間賀島に上陸できました。



日間賀島ではレンタサイクルで島内一周したり、名物のタコ料理を楽しんだり。「名古屋から日帰りで行ける島」と謳われるだけあって、かなりの人出でした。









ランチは日間賀島「乙姫」でたこざんまい。







タコの丸茹でがネタ枠と思いきや、絶妙な塩加減と部位ごとの食感の違いが美味しくて注文してよかったです。ハサミでジョキジョキ切りながら食べる韓国焼肉みたいなノリで楽しかったなー。

たこめしに乗せてタコマシ。



たいら貝を初めて食べました。見た目ホタテで食感はシャキシャキ、そして大きな貝殻。これも美味しかったです。







14時過ぎに日間賀島から知多半島へ戻ると、朝は「渋滞は無いが最寄り駐車場は満車」くらいだったのが、もう大渋滞。

車同士の事故もあったようで、警察車両が事故現場になかなか近づけなかったり、臨時シャトルバスが(誘導員の指示で)対向車線を通らないと師崎港まで行けない程だったり。これまた早め行動が功を奏しました。





師崎港周辺も散策が楽しかったです。夏影を口ずさみながら海辺を歩きました。



師崎港から離れる道路は混んでいなかったのでスムーズに脱出し、知多半島の東側を北上するルートへ。

魚太郎本店に立ち寄り。バーベキューコーナーが併設された大型水産市場で、鮮魚・加工品ともにかなりの品数です。

大混雑でしたが地元の日本海側では見かけない品も多くて楽しめました。1枚目の写真の手前右下に先ほどのたいら貝も見えますね。









ホテルへ向かう前に少し時間があったので、半田運河に立ち寄りました。

こどもの日が近いこともあって沢山の鯉のぼりが泳いでいて、ちょうどこの日は風も強くいい眺めでした。





半田運河のあたりは酢などの醸造業が盛んで、すぐそばにはミツカンのミュージアムがあります。予約なしで入れるエリアだけでも楽しかったです。

特に、切り絵風に日常を描いてミツカン製品だけ色を付け際立たせているデザインアートがよかったですね。要事前予約の見学もいつか行ってみたいなー。









夕食は岡崎市の「伊賀 大正庵」で岡崎まぜめし。



八丁味噌に肉そぼろ、生卵、ネギ、天かすを加えたものをご飯によく混ぜて食べます。天かすが良いアクセントになっていて美味しかったなー。そぼろご飯とか作る時にまねしよう。







この日の宿のスーパーホテル岡崎では、ウェルカムドリンクが地酒やカシスリキュール等も飲み放題という贅沢なものでした。

クラッシュアイスで梅酒をロック風にしたり、カシスオレンジやカシスグリーンティーを作ったりと楽しみました。







旅行3日目。愛知県の岡崎を出発して「浜名湖の南側通ってみようぜ!」というノリで移動していたら、いい感じの展望台(新居弁天海釣公園)を発見!







北を向けば浜名湖、南を向けば太平洋という素晴らしいロケーションで、名前の通り多くの釣り人で賑わっていました。

すぐそばにはテントサイトや運動ができそうな広場もあって、この町で暮らす人々の憩いの場なのでしょうね。



クルマ好きのメンバーの希望で、スズキ本社そばにあるスズキ歴史館へ。ここがとても面白かったです。要予約です。

かなりの数の新旧車両展示をはじめ、作業用メカを自分で操作できたり、エンジンの内部構造を見られたり、現物大模型と動画を組み合わせた製造ラインの紹介があったりと、2時間くらいかけて大人の社会科見学を楽しみました。

クルマ好きが一緒だったので、展示の欄外的な豆知識もたくさん聞けました。







静岡といえばお茶、ということで続いては「ふじのくに茶の都ミュージアム」へ。

日本茶だけでなく世界の喫茶文化についてかなりの情報量の展示や体験があって、一度では味わいきれない程です。売店も充実していてオススメ。





滑り込みで参加できた新芽摘み体験が楽しかったです。夏も近づく八十八夜〜♪









持ち帰った新芽は天ぷらで食べてみました。

さほど苦みもなくウドの葉天やアシタバ天みたいな雰囲気。塩をふってスナック感覚で食べるもよし、先述の岡崎まぜめしの天かすみたいな使い方もよさそうです。



旅のシメは静岡駅近くの「海ぼうず 本店」で静岡おでん。美味しかったし席数が多くて予約なしでも少々の待ちで入店できました。生ワカメもシャキシャキだったなー。









地元に戻ってからは、旅行には参加しなかった友達も交えてお茶会を。旅先で買ったお茶とお菓子で話に花が咲きました。



写真上部は高山市の前畑点心堂の栃の実せんべいとくるみせんべい。緑茶によく合う素朴な焼き菓子です。値段もお手頃だったし次もまた寄りたいなあ。

手前の丸いのは豆菓子で、こちらも高山市の豆吉本舗で購入。 豆吉本舗は試食品の数が多くて、味を確認してから買えるのがいいですね。今回は左からほうじ茶味、ラスベリー味、ぶどう味にしました。

高山の他にも岡山、愛媛、川越など各地の観光地に店舗があるみたいです。覚えておこう。



今回のルートはおおよそこんな感じ(経由地点の上限で省略等あります) 



訪れた場所や通った道を地図で確認するのが好きです。

岐阜県を北から南へ縦断する形で走れたのと、静岡市から富士山の西側を通り甲府市・甲斐市方面へ抜ける中部横断自動車道を走れたのがいい経験になったなあ。

最終日5日の東京方面の道路事情は、東名高速は沼津あたりから、中央道も大月・八王子あたりから「この先、地獄があるぞ」という感じの渋滞。計画段階からそれは読めていたので、巻き込まれないよう北上するルートを選択。

清水JCTや新清水JCT、双葉JCTが絶対に分岐を間違えてはいけないチェックポイントだったので、名古屋高速道路を走った時くらいの集中とチームプレーで臨み、無事に帰ってくることができました(笑)



いやー良い旅行でした。連れと各々の得意分野を活かしたチームプレーができたし、天気にも恵まれて花丸百点満点という感じです。

経県値の更新こそなかったものの、面白い場所にたくさん行けて、美味しいものもたくさん食べてと大満足の連休でした。






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