2020/10/16
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」がとても良かった(ネタバレあり)

きっかけはこの動画だった。



上映中の映画に連動した公式企画で、映画の冒頭10分が観られるというもの。10日の朝にこれを観て「好きなテーマかもしれない」と感じ、NetflixでTVシリーズを観始めた。観終えた時にまだ映画をやっていたら行こうかな、くらいの気持ちだったのだけど、

一日で全13話+外伝2作を一気に観てしまった。何度も涙を流しながら。

それくらい自分の琴線に触れる作品だったのだ。結局、翌11日にも再びTVシリーズ13話を通して観て、その夜に映画館へと足を運んだ。そして映画館でも涙を流した。
映画冒頭10分を最初に観たことで、TVシリーズ第10話が一層味わい深くなったとも思う。この作品に、この触れ方ができて良かった。心から。



劇場版を観終えた直後に頭に浮かんだことばが幾つかある。
変化、赦し、そして愛。

変化。
新しいモノは時として古いモノの居場所を奪うことになるかもしれない。電話の普及によって自動手記人形の仕事が失われるように。だけど、古いモノではなし得なかったことができる場合だってある。ユリスとリュカが、最後に笑顔でいられたように。

正直、途中まで不安だった。ヴァイオレットが変化してしまうのではないかと。ギルベルトのそばにいない生き方を選んでしまうのではないかと。だけど、変化の中にも「不変」で
「普遍」なことがあったのだ。それを示してくれたこの作品が大好きだ。

現実の世界もまた、目まぐるしく変化している。その変化に悲観的にならずに、向き合い、前を向いて歩いていきたい。そんな気持ちにさせてくれる作品だ。


赦し。
TVシリーズは、ヴァイオレットが自身の過去を悔い、葛藤し、それでも新しく積み重ねたこと、関わった人々によって赦される物語だった。「主人公」だけが赦されるのではなく、ギルベルト、そしてディートフリートを赦したいと思わせてくれたこの作品が大好きだ。
TVシリーズ9話でホッジンズが語ったように、してきたことは消せない。でも、彼らが新しく積み重ねた、兄弟や、母や、ヴァイオレットに与えた暖かな影響もまた、消えないのだ。


愛。
かつて「愛してるを知りたい」と語ったヴァイオレットが、その意味がわかるようになったが故に悩み、他者に共感し、ギルベルトの「会いたくない」気持ちさえも汲んで涙する姿は見ていて本当に辛かった。少しでも歯車が違えば「愛していればこその別離」にもなり得たのを、愛こそが、愛してるを伝えたい相手への素直な気持ちこそが、変化の中においても
「不変」で「普遍」なことなのだと、この作品は訴えている。
いま、無性に誰かに手紙を書きたい。



いざ手紙を書こうとすると上手く書けないように、いざ感想を書こうとすると上手く書けないものだ。伝えたいことはまだまだたくさんあるけれど、今日はここまで。
劇場版よかったポイントをメモしておいて、またチャンスがあれば語ろうと思う。

■音響が素晴らしい。特に金属音。会社の鍵を開けるシーン大好き。

■特別割引のサムズアップいいよね……。

■デイジー編に切り替わった際の「まだ映画を観ているのに現実に引き戻される感覚」が不思議だった。

■資料館にいた元受付担当は誰? ⇒ ネリネ。パンフレットで確認。

■学校前でギルベルトの無事を確信した時、自分もヴァイオレットと同じ表情をしていたと思う。ネット断ちをして劇場版に臨んだ甲斐があった。

■子安さんの「馬鹿野郎!」凄くよかった。

■天文台でのリオンとの会話と、ユリス危篤時の対比。

■かつての「上手く喋れない」ヴァイオレットと、海辺でギルベルトと向かい合って「上手く喋れない」ヴァイオレットの理由の違い。対比。

■海辺で、涙が止まらなくて「愛してる」が言えなかったヴァイオレット。彼女が最初に言う「愛してる」はどんなだろう。あの海辺でほんの少し経ってからかもしれないし、エカルテ島に移住して指切りをしながらかもしれない。

■デイジーの声の担当が諸星すみれさん(=TV10話アン)だとわかった時の、心が揺さぶられるあの感じ。




 


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